腰椎分離・腰椎変性すべり症の治し方
すべり症治療について
すべり症治療について解説します。
背骨は、24個の椎骨が積み木のように積み重なり構成されています。この椎骨の中で腰骨のところにある一つが滑るようにずれてしまうのが、「腰椎すべり症」です。 すべり症の代表的な原因は「生活習慣」です。長年の生活の中でゆっくり滑っていってしまうケースです。農作業に従事している方や、長時間のデスクワークのサラリーマンなど、ある限定された腰椎に長時間負担をかけ続ける事によって生じます。そのため、中高年に多く、「慢性的な腰椎のゆがみ」となっています。 又、すべり症は、スポーツの最中や、交通事故などによってもおこります。気持ちの準備がされていなかったときに、予想しなかったような強い圧力が掛かり、筋肉、靭帯、椎間板が負荷を受け止めきれず、腰椎が「ズルッ」と滑ってしまう訳です。 慢性化したすべり症は、自覚症状が無い場合もあり、痛みといっても、「なんとなく違和感を感じる」「我慢できる」程度から少しずつ強くなっていくので、そのまま放置される事が多いのです。しかし、すべり症は坐骨神経痛を起こす原因の一つであると言われ、さらには、脊柱管狭窄症を引き起こす事もあるのです。 腰椎すべり症は、病院で治療する事ができます。腰椎すべり症はX線検査で診断できます。すべり症が分かったら、治療です。まずは、保存治療が行われます。保存治療は一般的には4種類あります。 1. 装具療法 2. 薬物療法 3. 理学療法 4. ブロック療法 装具療法はコルセットなどを装着する事で動きを制限する療法です。薬物は、疼痛に対しての消炎鎮痛剤や、筋弛緩薬、また、神経の修復を助けるための神経賦活薬や末梢循環改善薬などが使われる事もあります。末梢の血液循環を良くし疼痛を改善する為の温熱療法などが理学療法です。ブロック療法とは、局所麻酔剤を注射する神経ブロックを用いる療法ですが、これは、痛みの原因を特定する為に用いられる場合が多く、治療というより、むしろ、診断の為に取り入れられる事が多い方法です。保存的治療でも症状が良くならない場合、手術療法がおこなわれます。自分の骨盤などの骨や人工骨を移植する事によって、すべっている椎間を固定します。場合によっては、金属製の器具を固定の補助として使う場合もあります。 すべり症よっては、鍼灸や漢方といった治療法が有効な場合もあります。自分にあった治療法を選んで組み合わせて取り組むといいでしょう。 すべり症は予防することも大切です。痛みが無くなって油断すると再発する事もあります。そのためには、全身の筋肉をまんべんなく使い、筋肉を柔軟に、バランスよく鍛えて、筋肉に栄養分を送り込んでおきましょう。つまり「適度な運動」「適切な食生活」「適切な生活習慣」、この小さな心がけが、あなたを守ってくれるのです。
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